サポニンは植物の根・葉・茎に含まれている配糖体の一種で、
大豆や大豆製品・高麗人参などに含まれている成分です。
今回はサポニンをを含んでいる植物や食品について解説していきます。
サポニンとは?
サポニンとは植物の根・葉・茎に含まれる配糖体の一種で特にマメ科の植物に
多く含まれています。サポニンには苦みがありコーヒー・抹茶などが代表的です。
コレステロールを除去したり、体内で血柱を作り動脈硬化の原因となる
過酸化脂質の生成を抑制する効果があります。サポニンは水に溶けると
石鹸のような発砲作用があり汚れを落とす作用があるため、天然の
界面活性剤として用いられる。
サポニンには種類があり植物ごとに含まれる種類が異なります。
大豆サポニン・人参サポニン・黒豆サポニン・ヘチマサポニンなど
があり、含まれている植物によってサポニンの性質や作用は違って
きます。
サポニンを含む植物・食品
大豆・大豆製品などマメ科の植物・ごぼう・高麗人参・田七人参・お茶・桔梗・
アマチャズルなどがあります。食事から摂りやすいものは大豆サポニンでは
高野豆腐・生揚げ・がんも・油揚げ・おから・豆乳・ゆば納豆。ごぼうの皮にも
サポニンが多く含まれています。
高麗人参は特有のジンセノサイドというサポニン群を含んでいます。この
ジンセノサイドは40種類ものサポニンから構成されています。田七人参も
豊富なサポニンを含み、その量は高麗人参を凌ぐと言われています。
サポニンの効果
サポニンは抗酸化酵素と同じように活性酸素が増えすぎるのを抑制する働きを
するといわれています。
●抗酸化作用
●免疫力向上
●肥満予防
●血流改善
●肝機能改善
●咳や痰を抑える
サポニンの安全性と摂取量について
サポニンを含む植物はいろいろありますが、サポニンの種類によって
安全度が違ってきます。一般的に大豆や人参に含まれるサポニンは
安全度が高いと言われています。
一方、生薬である桔梗や柴胡(サイコ)に含まれるサポニンは
過剰摂取すると副作用が起こるため容量を守る必要があります。
(溶結作用や吐き気を引き起こす)
サポニンを摂取する上で1日の摂取量は定められていません。
サプリメントから摂取する場合は医薬品との相互作用よく確認する
ようにした方が良いでしょう。
サポニンを含む植物・食品について解説:まとめ
サポニンは含まれている植物によってサポニンの種類が異なり、また安全性も
違います。一般的に安全度が高いと言われる大豆や人参のサポニンはおすすめ
です。一方、桔梗や柴胡(サイコ)などの生薬に含まれるサポニンは過剰摂取
すると副作用が起こります。
サポニンを含む食品を摂取する際には植物の種類や摂取量など注意することが
必要です。
ぜひ、体への様々な効果のあるサポニンを取り入れてみてはいかがでしょうか!
以上、参考にしてください。