避妊方法 種類ごとにメリット・デメリットを解説!

  • 2020年9月25日
  • 2021年7月25日
  • 避妊
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今回は、性行為をしても妊娠しないようにする行為である避妊方法について
解説していきます。

避妊方法には何種類かありますが、種類ごとにメリット・デメリットを解説して
いきます。

避妊とは?

避妊(birthcontrol)とは性行為をしたときに何らかの方法で妊娠することを避ける手段
です。

避妊には道具を使用する薬を使う生理的現象を用いるなどの方法があります。
またその方法によって確実性(失敗率)が違います。

「避妊の効果」を示す一般的な指標とされるのがパールインデックス(PI)です。

パールインデックスとはある避妊方法を1年間続けた場合に失敗する確率の数値で、
避妊効果事態を算出するものではなく、それぞれの避妊効果を比較するための数値
となります。

次に避妊方法についてそれぞれ解説していきます。

避妊方法の種類

今回は7種類の避妊方法についてメリット・デメリットを解説していきます。

①低用量ピル(低用量経口避妊薬:OC)失敗率 0.3%(25%)

卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれた薬を飲んで排卵を抑制することで避妊する
方法です。常時服用していれば避妊効果は非常に高いと言われています。

婦人科などの病院で医師に処方してもらう必要があります。かつては中用量ピルが用いられて
いましたが、副作用の軽減を目的とし低用量ピルが開発されました。

メリット…女性主体で避妊できる・月経周期が規則的になる・生理の量が減り
生理痛が軽くなる

デメリット…血栓症・肥満・肝機能障害・子宮筋腫・糖尿病

②IUS(子宮内避妊システム)0.2%(0.2%)

黄体ホルモンを持続的に放出するプラスチック製の小さな器具を子宮内に
入れて妊娠を防ぐ方法。一度挿入すると5年間効果の高い避妊が持続する。

メリット…女性主体で避妊できる・生理の量が減り生理痛が軽くなる

デメリット…医師による装着・除去が必要

③IUD(子宮内避妊用具)0.6%(0.8%)

子宮内に銅イオンを放出するプラスチック性の小さな器具を入れて静止が卵子と
遭遇して受精することを防ぐとともに受精卵の着床を防ぐ方法。1回装着すると
2~5年効果が続く。婦人科で子宮に挿入してもらう必要がある。

メリット…女性が自分で行える。OCとほぼ同じ効果が数年続く。出産経験のある人向き。

デメリット…医師による装着・除去が必要

④コンドーム 2%(15%)

薄いゴムの袋をペニスに被せて使用する。精液が膣の中に入るのを物理的に
防ぐ。性感染症を防ぐ手段ではあるが、避妊にしては確実性のあるものではない。
性感染症(STD)の予防にはコンドーム、避妊にはOCと考えて使用するべきもの。

⑤避妊手術 女性0.5%(0.5%) 男性0.1%(0.15%)

卵子や精子の通り道をふさぎ、受精できないようにする不可逆的な避妊法。
女性の場合は一度手術すると元に戻すことはできない。

女性…卵管を縛ることで卵子と精子の出会いを妨げ受精できないようにする(卵管結さく術)

男性…精管を縛って精子が射出されないようにする(精管結さく術)

⑥リズム法(基礎体温法)3~5%(25%)

月経周期や基礎体温の変化から排卵日を予測し、その間の性交を避け方法。
自然のリズムを活用した方法なので効果は確実というわけではない。あくまで
補助的な方法と言えるでしょう。

メリット…副作用が少ない・自分の月経周期を把握できる

デメリット…体調の変化により測定値が左右される

⑦緊急避妊ピル(アフターモーニングピル)

コンドームが避けてしまった時や避妊せずに成功してしまった時、またレイプされてしまった時に
使用する。無防備な成功後、72時間以内に服用。

避妊方法 種類ごとにメリット・デメリットを解説:まとめ

以上、避妊方法の種類ごとにそれぞれメリット・デメリットを解説しました。

低用量ピル、子宮内避妊器具、コンドームなどありますが、失敗率やメリット・デメリットが
それぞれ違ってきます。自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

以上、参考にしてください。

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