亜鉛は人間が活動するため必要な代謝の過程で働く酵素の構成成分として不可欠なミネラルですが、食品から摂取した場合でも体内での吸収率が
約10~30%と低いです。
この記事では亜鉛の吸収を良くする組み合わせの良い栄養素について解説します。
亜鉛とは?
亜鉛は200種類以上ある酵素のうち約300種類の組成に欠かせない重要なミネラルです。
体内でエネルギーを作り細胞分裂・免疫機能など生きる上で欠かすことのできない効果を担っています。亜鉛が不足すると酵素が機能しなくなるので、味覚障害・発育不全・肌荒れ・精子の減少による生殖機能の低下などが起こります。
亜鉛の吸収について(摂り方)
亜鉛の体内での吸収率は約10%~30%と高くありません。他の栄養素と合わせて摂取すると効率よく摂取できます。
亜鉛の吸収を助ける因子
亜鉛はビタミンCと一緒に摂取すると吸収が良くなります。また、タンパク質と合わせて摂ることでタンパク質合成が促進されます。cppも亜鉛の吸収を助けます。
※cpp:牛乳に含まれる「ガゼイン」というたんぱく質の変化したもの
●亜鉛+ビタミンC・クエン酸
●亜鉛+ビタミンB
●亜鉛+たんぱく質
亜鉛の吸収を妨げる因子
インスタント食品に含まれるリン酸塩。穀類や豆類に含まれるフィチン酸。また青葉に多いシュウ酸は腸管内で亜鉛と結合して吸収率を低下させます。
亜鉛の働き
亜鉛は新陳代謝やエネルギー代謝・免疫反応など体の様々な働きをサポートして正常にする役目をしてくれます。
●酵素の活性化
●新陳代謝
●活性酵素の除去
●胎児の成長
●精子を作る
●免疫力を高める
●味覚を正常にする
●血糖値を下げる
●子供の成長
亜鉛の吸収を良くする組み合わせ。ビタミンがおすすめ!:まとめ
亜鉛を含む食品は牡蠣、牛肉、レバーなどありますが、吸収率が良くないといけません。
そこでビタミンCやビタミンB、タンパク質など亜鉛と組み合わせ良い栄養素と一緒に摂ることが大事です。
「牡蠣にレモン汁を垂らして食べる」などがおすすめです。お料理に工夫をするなどして効率よく亜鉛の栄養を摂取したいものですね。
以上、参考にしてください。