高齢者の性の悩み~男・女別に解説~

今回は高齢者の性の悩みについて解説していきます。

高齢者になると主に身体的な衰えにより男・女ともにセックスレスになる傾向があります。

しかし、男性と女性では性的な欲望などでもかなりの相違が見受けられます。

それでは男・女別のセックスの傾向にについて解説していきます。

高齢者の性の悩みについて

高齢者の性の悩みについて男・女別の特徴を解説していきます。

高齢者のセックスレス事情

高齢者(60代~70代)の夫婦のセックス(挿入を伴う性交)はおおむね6~7割が
セックスレスと推測されています。(出典:セックスと超高齢社会)

一方で70代になっても全体の2~3割の夫婦はセックスをしているというデータもあります。
「年に数回」(70代男性13% 70代女性10%)「月に1回以上」(70代男性18% 70代女性9%)

おおむね高齢者のセックスは2~3割がセックスレスと言えます。

高齢者がセックスレスになる原因

高齢者がセックスレスになる原因はまず生理的要因です。

男性の場合は加齢によるED(勃起不全)が挙げられます。ED(勃起不全)になるとそのまま
セックスレスになるというわけではなく、ED治療薬を服用することで対処している人が多い
というデータが出ています。

一方、女性の場合は閉経を境に女性ホルモンのエストロゲンが減少するため膣粘膜が薄く
潤いにくくなって性交痛が生じやすくなり、その結果セックスレスになるケースが多い
ようです。

対処策としては潤滑油ホルモン補充療法などがあり、時代と共に活用している人も
増えているというデータがあります。

夫婦間の性欲のギャップ

次に夫婦間の性欲のギャップについて解説します。

60代の女性の26%、70代の女性の11%は「夫の欲求が自分より強すぎる」と回答しています。

これは男性は性交渉を求めており、女性は夫の性的欲求を受けられないで困っていることを
表わしています。

高齢になると男性はまだまだ性行為をしたいと思い女性は精神的な愛情のみでよいとし、
結果的に性生活から遠ざかっていく傾向があるようです。

高齢者の性の悩み~男女別に解説~:まとめ

高齢になると男性ではED(勃起不全)、女性では閉経を境にして起こる性交痛などにより
セックスレスになりやすいが、時代が進むにつれて治療薬や潤滑油での解決策が
用いられている。

こういった生理的要因に対して対策をとる人とらない人様々ですが、

結論としては、男性は年をとってもまだまだ性に関して現役でありたいけれども
女性はあまり積極的でないということが分かります。

以上、参考にしてください。

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